湯浅江美子
Emiko Yuasa

桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部をヴァイオリン専攻、ヴィオラ副専攻として卒業。その後、ミュンヘン音楽演劇大学ヴィオラ科においてハリオルフ・シュリヒティヒ氏のもと学士および修士課程を首席で修了し、現在は同室内楽科にてエベーヌ弦楽四重奏団およびディルク・モメルツ氏に師事。

主な受賞歴には、2021年ヒンデミット国際ヴィオラコンクール第一位および聴衆賞、2020年ブラームス国際コンクール第三位、2019年ライオネル・ターティス国際ヴィオラコンクール特別賞などがある。2020年、Quartett HANAとしてメンデルスゾーン全ドイツ学生音楽コンクール弦楽四重奏部門第三位。同じく2020年に、ドイツの大学に在籍し秀でた成績を修めた留学生に送られる、DAAD(ドイツ学術交流会)賞を受賞。
2022年よりDeutsch Stiftung Musikleben所有の1749年製Paolo Antonio Testoreを貸与されている。

ユーディ・メニューイン設立「Live Music Now München」の奨学生としても各地で演奏活動を行うほか、これまでにヴェルビエ音楽祭アカデミー(スイス)、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、小澤征爾音楽塾オーケストラ、プロジェクトQ第15章等に参加し、2018年草津夏期国際音楽アカデミーでは遠山基金奨学金と西村朗音楽監督賞を授与された。
2013年より音楽団体「Music Explorer Concert Project」副代表を務める。桐朋学園在学時には、東北地方と東京での音楽教育支援、福祉施設などへの訪問演奏、学生による定期的な室内楽コンサートの主催等を精力的に行った。

桐朋学園在学中にはヴィオラを佐々木亮氏に、ヴァイオリンを柿沼紀子、三戸素子、豊田弓乃の各氏に、室内楽を毛利伯郎、磯村和英、山崎伸子の各氏等に師事。 今井信子、アントワン・タメスティ、ローレンス・パワー、ラーシュ・アネルシュ・トムテル、ウィリアム・コールマン、エバーハルト・フェルツの各氏等にも指導を受けている。